独立しても失敗しないフランチャイズを選ぶために

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学習塾

文部科学省(当時の文部省)が実施した「ゆとり教育」によって、2002年度より完全に土日が休みになり、月曜から金曜日の週5日間の授業体制になりました。

しかし、授業にかける時間が減ったことで学力低下が目立ち始めたため、心配した保護者が放課後、塾に通わせるよケースが増えています。
このような背景から、学習塾フランチャイズのニーズは高まりつつあると言えるでしょう。

■学習塾の概要
1)フランチャイズの形態・仕組み
小学生から高校生の受験対策や、学校授業の補講教育を既に展開している学習塾が加盟店を募集していることが多い。その実績を元に加盟教室をサポートしてくれる。
開業する教室物件の選定、事業計画、経営サポート、集客(広告・チラシの配布)、講師の派遣・教育をサポート。
授業に必要な教科書などの資料を用意してくれ、生徒の人数によって、ロイヤルティが決まる。

2)初期費用・資本金
700万円~(教室物件、設備費、加盟料含む)
※契約内容や加盟するフランチャイズにより異なる

学習塾のメリットとデメリット

■メリット

  • 子どもの教育費に投資する親が多い
  • 利益率が高い
  • 他の事業に比べて、初期投資額が低い
  • 冬期・夏期講習で売上を伸ばす機会がある
  • 一度信頼を得れば、長期間通ってもらえる
  • 入学金・月謝が前払い制なので、収入が確保できる

■デメリット

  • 競合が多く、大手企業が参入してきている
  • 講師の質の確保
  • 人件費・広告費がかかる
  • 立地が重要で、場所の選定の難しさ
  • 評判、口コミに左右されやすい

利益率だけで選ぶのは失敗のもと

ここで紹介するのは、某学習塾FCに加盟して独立した50代男性の失敗体験談です。

彼は、50代を過ぎて定年後の収入や生活を考える時期になり、起業やフランチャイズを考え始めました。

知り合いに学習塾で独立した人がいたことから学習塾経営に興味を持ち、いくつかのフランチャイズの資料を請求して、起業説明会にも出席したようです。
また、ネット上でも学習塾のフランチャイズ募集は比較的に多いことから、「成功しやすいのでは?」と軽い気持ちで選んでしまったのも失敗の要因のひとつだと言っていました。

奥さんと相談した結果、選んだのは「初心者でもOK、平均利益40%以上」だというB社。また、低資本金で開業でき、駅前でなくても開業できるという点にも魅力的だったようです。
過去に加盟して開業した人たちの実績資料を見て、「これなら、自分でも大丈夫」と、自分ではあまり下調べもせず自宅から徒歩10分圏内にあり、自己資金でまかなえるビルの一室を借りて学習塾をオープンしました。

確かに学習塾という業種は、人通りの多い駅前でなくても、子どもが多い住宅密集地だったら開業可能な業種です。
しかし、彼が開業した場所は、競合が多く、広告宣伝や経営にそれなりに力を入れないと集客を維持していくのは難しい場所だったのです。

また、やはり講師の質はとても重要で、教え方ひとつで子どものやる気や成績が大きく左右されてしまいます。
FC本部から紹介された講師は、教え方もうまく評判もよかったようですが、他の講師にいい人材を集められませんでした。実力のある人は高い賃金が必要になってくるし、場所が駅から離れていたこともあって講師の大学生が通いにくいことも難点だと嘆いています。
また、バス代などの交通費で経費がかさんでしまうことでも頭も悩ませることに…。

FC本部のサポートもそれなりにはあったのですが、やはり評判や有名校への進学率などの実績が重要視される業種なので、利益率だけで決めていては失敗してしまいます。
FC本部側の教育実績やサポート力、マーケティング力は、「独立を成功させるための必要条件だとひしひしと感じる」と、ご主人はおっしゃいます。

今回は低資本で開業したのでそれほど負債は抱え込むことはなかったようですが、私も加盟店選びは慎重すべきだと考えせられました。また、教育事業ですらやはり、この業種でやっていくには教育にかける『熱意』は大切ですよ。

 
独立に最適なフランチャイズ業種の選び方